日本財団 図書館


すれば、同港の年間貨物取扱許容量は2,700万トン(1955年の貨物取扱高は1,272万トン)になると推計している。
 プログラムの中で計画されているプロジェクトで、港口部の改修が最もプライオリティーが高いと思われる。現在、港口部は南北2つの防波堤に挟まれており、航路幅100m、水深11・4mである。入港後、急に24度旋回する航路線形と待避場所の不足のため、荒天により年間約80日ほど入港できない日があり、過去2回、北側防波堤で衝突事故があった。港口部の改修については、同港がクルシュ砂州に囲まれた淡水域であるという自然・地理的状況下のため、環境影響評価も含めたさらに詳しい調査が必要である。

 

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION